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国際婚活アドバイス

【国際結婚 Vol.292】子供が生まれました! 海外出産~海外子育てが始まるときに 知っておきたいこと

2017.02.19

先日、

Kaiwa-USA を通じて結婚
はじめての海外出産を経験された女性と
そのご主人から同時にご相談を受けました。

 

ご相談の内容は・・・

 

ご主人が
生まれたばかりの子供の日本国籍取得に
前向きでない。

 

ご存知の方も多いと思いますが
アメリカで生まれた子供は
自動的にアメリカ国籍を取得できます。

海外在住の場合
どちらかの親(あるいは両親)が日本国籍であれば
生まれてから3ヵ月以内に所定の手続きをすれば
子供は日本国籍もとれるのです。

子供は二重国籍ということになっても
日本では二重国籍は認めていないため
子供が22歳になるまでに
どちらかの国籍を取るか決める。

ところが、

今回、ご相談いただいたカップルの場合
ご主人が子供の日本国籍取得に前向きでなく

・日本の国籍は何故必要なのか?
・メリットは?
・デメリットは?

という具合に
ディスカッションが始まったため

 

すんなり、両国の手続きを完了すれば
すぐに二つの国籍が取れると思っていたのに
想定外の展開に奥さまの方が戸惑った。

 

わたしたちも、
初めて受けたご相談だったため
在米日本大使館に電話で確認してみると・・・

 

大使館の担当者の方は
とても丁寧に法律を調べ
親身に回答をくださいました。

この話、

これから国際結婚、そして
海外出産~海外子育てを経験されるみなさまにとっても
とても重要だと思いましたので
個人情報は伏せた上で
シェアさせていただきたいますね。

 

大使館の担当者の回答は以下の通りです。

戸籍法49条に出生届について記載があり
海外在住の場合
子供が生まれてから3ヵ月以内に
出生届を出さなければならない。

 

では、届け出を怠った場合に
罰則はあるのですか?と聞くと

 

戸籍法135条には
出生後3ヵ月以内に
正当な理由なく届け出を出さなかった場合には
5万円以下の“過料”を支払うことになる。
という記述があるそうです。

 

“過料”とは罰則ということではなく
3ヵ月を超えているので
【過ぎっちゃってますよー】みたいな(笑)

 

厳しいペナルティというわけではなく
ゆるーい警告?

 

管轄も戸籍とは異なり
法務省の管轄になるそうで

 

実際のところ、過料を払って手続きをする人々は
いるのかどうか?

 

その前に、
戸籍法が守られているかをきちんと調べる
部署も存在しないから

 

大使館の方々の回答もクリアではなく
お茶を濁したニュアンスで
完全にグレーゾーン(無法地帯?)な印象。

 

二重国籍問題についても
やはりグレーゾーンで

 

海外で生まれた日本人が22歳を過ぎてから
アメリカの国籍を持ちながら
日本の国籍も持っているというケースは
ある。という噂もよく聞きます。
(噂レベルの話なのは
聞いても誰も答えたくない質問だから?)

 

蓮舫さんの二重国籍問題というのは
氷山の一角なのだろうということ。
(もちろん、国会議員が堂々とやっちゃダメでしょう。)

 

マイナンバーが始まったのは
これまでグレーゾーンだった法律を
今後、整備してゆく上で必要だったからと
解釈できるのかもしれません。
(だんだんに厳しくなっていくことは予想できます。)

 

話を戻すと

 

このご主人の疑問は
・何故、生まれた子供に日本国籍が必要なのか?
ということ。

 

一般的に子供が国籍を持つメリットとしては。
・子供に選択肢を与えてあげることができる。
・将来的に政治が変化した時に対応できる可能性がある。
・子供が日本の教育を受けることができる。
・海外にいても日本の教科書などを受け取ることができる

 

というようなこと

 

“政変”に関しては
トランプ大統領になってからのアメリカで起きた
中東からの移民に対する厳しい対応は
記憶に新しいですよね。

今後、何が起こるかわからない世の中だから
今、急いで国籍を決めなくてもよいのではないか?
という考え方。

 

それから、

今後、夫婦で年を重ねた時に
医療が高すぎるアメリカに留まるよりは
日本に移住することも視野に入れて
子供の国籍も柔軟にしておいた方がよいということ。

 

2015年夏に
私の父(80代)が病院に一ヵ月ほど
入院したのですが

母から聞いた
病院からの請求書の金額は
保険で賄った部分もあり
数十万円程度だったということを

 

ご相談いただいたカップルの
ご主人に伝えたところ
(ちなみにご主人はドクターです。)

 

数千万円の間違いじゃないのか?
(アメリカではあり得る話)
と、かなりビックリされました。

 

もし、大きな病気を患った場合には
アメリカで治療を受けずに
日本に帰るという選択肢を残しておきたいからと
アメリカ人と結婚していても
日本国籍のまま永住権でアメリカに暮らす
日本が多いのも事実です。

 

そのくらい、アメリカでは
医療や保険にかかるお金が
ハンパないということ。

 

最後に

 

在米日本領事館の方が
とっても心配していたことは・・・
(これ、大事です。)

 

結婚して、子供が生まれたばかりで
幸せな時には想像ができないことですが

 

万が一、将来的に
お互いが、別々の道を歩むと決め
離婚することになった場合の
ワーストケースシナリオとして

 

あなたが日本人であって
子供も日本国籍を持っていてれば
日本大使館としてハーグ条約に沿って
日本人女性と子供を
なんらかの形でサポートできるけれど

 

子供がアメリカ国籍だけしか持っていない場合には
大使館としてできることに限りがあるため
現時点では出生届を出しておいた方がよいですよ。
というはなし。

 

担当の方は
かなり心配そうに何度も念を押して
【子供の日本国籍は取っておいてくださいね】と
電話で伝えてくださったんですね。

 

想像するに

 

これまでに、在米日本人からの相談で
子供が日本国籍を持っていなかったという理由で
大使館として無力だったケースが
たくさんあったのではないかと・・・。

 

あなた自身と子供を守るためにも
子供の日本国籍は取っておいてくださいと解釈。

 

おそらく、ご主人も同じことに
不安を感じていたのでしょうね。
(離婚になった場合に子供を取られたくないと)
ネット上にはそういった経験談がたくさん記載されていますから
不安になるのは当然です。

 

それでも、何かあってから国籍を変更するのは
難易度は高くなりますから・・・
今、この時点では、二重国籍を選択した方が
手続きはカンタンであると。

 

日本大使館の担当者の思いは
ご主人にはダイレクトに伝えず
(ご主人が気を悪くしてはいけませんから。)

 

奥さまのほうにだけ予め伝えて
ご主人には以下の二つを

 

・政変が起こった時のため
・日本の医療にまつわる話

日本国籍取得のメリットであると伝えました。

 

実は、奥さんは既にご自身の判断で
【日本大使館へ出生届を出しましたー!】
と、明るく、クリアな状態だったし

ご主人と一緒にSKYPEで話した時に
【妻が幸せと感じるなら
子供の日本国籍をとることに同意します。】と
ご主人は納得していただけていたようで

 

特に、大きな問題にはならず
解決してよかったです。

 

今回のことだけでなく

 

わたしたちはみな
幸せな結婚を目指していますが

 

国の状況の違いや
文化的な考え方の違いから

 

相手が自分とは違う考え方で
意見が食い違うということは
日常茶飯事に起こります。

 

その時には

 

日本の常識だから!と無理に押し通したり
逆に、議論をしないまま相手に従うのではなく

 

ふたりで冷静に向き合って
事柄に対するメリット・デメリットなどを
きちんと話し合って

 

ふたりが納得できる状態を
創り出すことが必要ですね。

 

わたしたちの目標は
結婚したメンバーのみなさまの幸せが
ずっとずっと続いてゆくことです。

 

結婚して、寿退会された後でも
いろいろな問題点にぶち当たった時には
気軽にご相談いただければなぁと思います。

 

ふたりの間で
ディスカッションしても解決が見えない時には

 

独りで悩むよりも
アウトプットすることで
気持ちが軽くなることもあると思うんです。

 

解決策を一緒に考えることもできますから。
遠慮せずに、ご一報くださいね。

 

松本直子
国際結婚の幸せプロデューサー

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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

【編集後記】

ちょうど、NYの新聞で
複数国籍の容認を求める請願書
について、掲載していましたと

ニューヨーク在住の日本人男性メンバーが
新聞の切り抜きを送ってくださいました。

複数国籍というのは
今、国際結婚をされている方々にとっても
かなり関心のあることと思い
ブログでもシェアさせていただきました。
https://ameblo.jp/kaiwa-usa/entry-12246228730.html

 

関連するブログ記事はこちら。
https://ameblo.jp/kaiwa-usa/entry-12243610847.html
https://ameblo.jp/kaiwa-usa/entry-12246229499.html

 

国際結婚
10年後、20年後、30年後の
自分の立場について考えた時に

 

結婚して移民した国の国籍を取るのか?
日本国籍のまま永住するのか?

 

考えることは多々ありますね。

 

もし、疑問点などありましたら
夏のイベントの時にでも話しましょう。

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松本直子(まつもとなおこ)
国際結婚相談所・Kaiwa USA代表
マッチメーカー&幸せプロデューサー

松本直子(まつなお)

Naoko国際結婚相談所TJM Founder & CEO
国際結婚の幸せプロデューサー松本直子です。

松本直子 Naoko Matsumoto
国際結婚の国際結婚のマッチメーカー(仲人士)として25年以上のキャリアを持ち、 延べ3600人以上の独身女性に国際結婚の相談を受けて参りました。現在は、アメリカ東海岸を拠点に「外国人男性と結婚したい!」「海外在住の日本人男性と結婚したい!」「海外キャリアを構築したい!」「海外移住で自分の夢実現したい!」日本人女性のライフスタイルをグローバルな視点からサポートしています。ニューヨークのマッチメーキングインスティテュートで米国のマッチメーカーの資格を取得。(日本国内では希少な資格保持者)国際婚活スペシャリストとして活躍中。ラスベガス大学、ロサンゼルスへ移住し、オレンジカウンティーで出会ったアメリカ人男性と結婚。車で11日間アメリカを横断。現在はメリーランド州ボルティモア東海岸在住。だんなさまはドイツ系アメリカ人。ランドスケープアークテクト、ビーガ一ンで健康オタクな生活。ハーフの息子はハイスクール。猫と暮らす。

・女性の海外ライフスタイル研究所
・まつなおのオンラインカフェ主宰
・国際結婚&海外結婚相談所TJM
・国際結婚のオンラインデートPJM
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